2026-08-27

普段は棚として、食卓が広がる「棚&エクストラテーブル」


普段は棚として使い、家族や人が集まるときにはテーブルとして使う。そのときどきに合わせて役割を変える。いつもの暮らしにも、ときどき訪れる食事の時間にも寄り添う、一台二役の家具です。


「たまに」を、もう少し使いやすく

以前にテーブルや棚をご注文いただいたお客様から、新たにご相談をいただきました。
普段の食事には、以前オーダーした一人使いのテーブルでちょうどいい。でも、ときどき人数が増えると、料理を並べる場所がもう少しあればと思うことがあるとのこと。とくに、お鍋を囲むときなどは、食材や料理を置くスペースが増えるだけでも、ゆったり食事を楽しめそうとのこと。

打ち合わせでは、今あるテーブルとどのように組み合わせるのか、どれくらいの大きさがあれば使いやすいのかを伺いながら、普段はどこに置き、棚として何をどのように置きたいかなども確認していきました。
お客様が思い描かれていた大まかな使い方やサイズをもとに、実際に問題なく使えるか、もう少し使いやすくするにはどんな形がよいかを検討。棚として使うとき。テーブルとして使うとき。それぞれの場面を思い浮かべながら、少しずつ形を整理し、一台の家具にまとめていきました。

家族が集まる時間に

完成後は、家族が集まったときにも料理を並べやすくなり、以前よりゆっくり食事を楽しめるようになったそうです。お鍋を囲むときにも使いやすく、普段は壁際で棚として活躍している様子を聞かせていただきました。

「たまに人数が増えるとき、もう少し広かったら。」
そんな日々のちょっとした思いから始まった今回の家具づくり。最初から家具の形が決まっていたわけではなく、普段はこう使いたい。人数が増えたときには、もう少し広く使えたらいい。そんな思いをもとに、一緒に使い方を考えていきました。
普段は棚として。家族や人が集まるときにはテーブルとして。
以前につくった家具のある暮らしから、新しい一台が生まれました。




製作・設計のpoint


普段の棚として

普段は壁際に置き、横にある棚と並べて使うことから、同じような奥行きで揃えることに。新しく加わる家具でありながら、これまで使われていた家具とも自然につながるようなサイズにしています。
天板の下には食卓まわりの小物を置ける棚を設け、その下にはスツールや高さのあるものを納められるスペースになっています。

取り外せる棚


また、これまでこの場所でありあわせの台に載せて使っていたサーキュレーターを、同じように使えるようにしたいとのこと。そこで、サーキュレーターを置くための小さな棚を設けました。テーブルとして使うときには邪魔にならないよう、この棚は簡単に取り外せる仕様に。金物もできるだけ見えないようにし、普段は棚として使うときにも、すっきりと見えるよう工夫しています。

テーブルとして使う

家族や人が集まるときには、これまで使われていたテーブル・棚と組み合わせて使えるように。真ん中にカセットコンロを置き、お皿や食材を並べてもゆとりをもって囲めるよう、棚としてのサイズ感も考慮し大きさを考えていきました。

天板の下にある棚板の高さは、棚として使うときには小物を置ける高さが必要ですが、テーブルとして使うときには、座った人の膝が当たらないように。二つの使い方を考えながら棚板の位置を決め、下端には膝が触れても痛くならないよう丸みをつけています。

普段は棚として、食卓が広がる「棚&エクストラテーブル」(S-70)
〈 木材 〉タモ無垢材
〈 色/仕上げ 〉クリアオイル仕上げ
〈 サイズ 〉幅 105㎝ × 奥行 24㎝ × 高さ 70㎝
〈 参考価格〉85,000円(税込)
〈 ご依頼 〉明石市 N様
~ 納品のようす ~

納品の際には、以前ご注文いただいたテーブルと並べ、実際にカセットコンロを置いて使う様子も見せていただきました。
普段は、移動のしやすさや部屋の広さとの兼ね合いから、小さなテーブルが重宝しているというお客様。一方で、人が集まったときには、今あるテーブルと組み合わせて、みんなでゆったりと過ごせるようにできたら。
いつもの暮らしを大切にしながら、ときにはこんなふうに使えたらと、暮らしの中で工夫を重ねていく。一人のときにも、みんなで囲むときにも、そのときどきの時間を楽しめるようになったのではないでしょうか。

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