2026-06-22

あらたな暮らしを思い描いた「半円型ダイニングテーブル」


丸でもなく、四角でもない半円のダイニングテーブル。家族が行き交う場所に寄り添うやわらかな形に、収納棚を兼ねた脚をプラス。空間に合った程よいサイズ感で、個性的でありながらも、暮らしに馴染じむ食卓です。


新居に合わせてダイニングテーブルを製作したい、とご相談いただいたお客様。置き場所は、キッチンカウンター越しにリビングへとつながるスペース。家族3人が一緒に囲める食卓を希望。お子さまがよく行き来する場所でもあるため、四角いテーブルよりも角のない、やわらかな形がよいとのこと。丸テーブルも候補でしたが、二人使いの時は壁につけて使いたいこともあり、「半円形の天板が合うのではないか」と考えられていました。ただ、サイズや細かな仕様はどうすると良いか分からないとのことで、ご自宅へ伺い、空間を見ながら一緒に検討していきました。

三人で囲んでもゆとりがあり、それでいて空間を埋めすぎない大きさ。壁付けした時の使いやすさや、人が座る位置を考慮した脚の配置などを確認しながら、少しずつ形を整理していきます。また、「テーブルまわりに収納があると嬉しい」というお話から、収納棚となったテーブル脚をご提案。日常的に使う小物が決まっていたため、お客様にも気に入っていただき、その方向で製作を進めることになりました。
その後、製作図をもとに天板の面取りや細部の納まりについて再度打ち合わせ。ちょうど内装のリフォーム工事が進行中だったため、仕上げの色味については製作を進めながら最終決定していきました。


製作・設計のpoint


天板のかたち


天板の形は、直径150cmの半円に、奥行10cmの直線部分を加えたもの。
製作するテーブルによく取り入れている天板下端の丸み。その柔らかな印象や、撫でた時の心地よさを気に入っていただきました。そこで、隅2ヶ所の角も含めて丸面の大きさを選んでいただき、その大きさに合わせて面取り加工をしました。

脚のかたち


2本の脚は、細めの印象にしたいというご要望でテーパー脚に。強度とのバランスを考え設計。
収納棚を兼ねた脚は、ティッシュ箱と、ペン立てが置ける大きさを基準に必要最小限の幅に設定。テーパー脚の細めな印象に合わせて側板を棚板より少し狭くし、すっきりとした佇まいになるように工夫しています。

脚の配置

脚の配置をどうするかは、半円型ならではのポイント。普段3人で使いながら、ときに人数が増えることも想定。カーブ側に2人並んで座った時、収納棚の脚が邪魔にならず、使いやすい距離感になるかをなどをイメージ。収納棚の脚が幅を持つことで、3点支持でありながら十分な安定感を確保。使い勝手と見た目のバランスが上手く取れた構成となりました。

ー  お客様の声 ー


(きっかけ)
店輔に置かれている家具がどれもあたたかみのあるすてきな作りで、いつか購入したいとお店の前を通る度思っておりました。今回、新居をかまえるにあたって、ぜひテーブルをマヤッカさんに作っていただこうと、相談させていただきました。
(使い心地)
半円のテーブルは想像以上に我が家のリビングにフィットし、 木の触り心地や棚の使い心地も申し分なく、控えめに言って最高とはこのことだと毎日実感しております 。
(家族の反応)
夫は棚がとても気に入っているようです。息子は、「ぶつかっても痛くないからめっちゃいい!」と言っております。
(オーダーでつくる。を通して)
自分の思い描くテーブルが形になって手元にあるということが 、こんなに幸せでうれしいものなんだと知ることができました。 細かい部分まで色々と相談に乗っていただき本当にありがとうございました。


思い描いた形で、フィットするものとなったこと、嬉しいかぎりです。
I様、ありがとうございました。

あらたな暮らしを思い描いた「半円型ダイニングテーブル」(T-91)
〈 木材 〉タモ無垢材
〈 色/仕上げ 〉クリアオイル仕上げ
〈 サイズ 〉幅 150㎝ × 奥行 85㎝ × 高さ 70㎝
〈 参考価格〉190,000円(税込)
〈 ご依頼 〉神戸市須磨区 I様
~ 納品のようす ~

既製品で最初に半円型のテーブルを探してみたということをお話されたお客様。サイズや脚の形、価格などを含めて納得できるものが見つからなかったので、こうして思ったようになったテーブルが出来上がったことを喜んでいただきました。
丸でもなく、四角でもない半円という形。その中間にあるような、やわらかなグラデーションを持つ佇まいが、お客様のあらたな暮らしの風景に自然と溶け込む一台となったのではないでしょうか。

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