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2021-05-21

2021.05.21 / 日々の工房

こんにちは、majakka (マヤッカ) です。

先日、お客さまにお渡しした額縁の製作風景です。
とてもお時間のかかった大作額縁で、お客さまもその長い期間を
ワクワクと待ち続けてくださっていました。

額縁の中に飾るモノは、
大学時代のユニフォームとチームタオル。

それぞれの生地の質感を活かしながら、
一針一針、ベースの生地に縫い付けていきます。

背板にユニフォームをぐるっと回し込んで固定したり、
表面のアクリル板でプレスする方法もあるのですが、
それでは、アイテム一つひとつの表情は生きてきません。

ユニフォームの柔らかなツルっとした質感、
タオルのフサフサとした質感。

それらが眼で見てる視覚だけなのに、
まるで触れているような、触覚も生きるものに仕上げるために、
キュッと糸を引っ張ったり、タプタプに均しながら形を整えて縫っていきます。

一つひとつのアイテムをバランス良く縫う作業は、
とても時間のかかる作業なのですが、
仕上がりをイメージしながら、ちくもく…ちくもく…黙々と。
針を進ませる作業は、とても豊かな時間でありました。

このような立体感のあるものを飾る場合、
奥行きのある箱型の額縁を製作して納めていきます。

その「もの」の性質と言いますか、個性と言いますか、
それらが、いちばん「らしく」見えるよう。
ふくらみのあるものは、ふくらんだままに。

majakkaでは、手間と愛情をかけて、
「飾られるモノ」がいちばん輝く姿をもとめて製作しています。

完成した額縁は、またあらためて『納品事例』のページにアップいたしますね。


モノの個性の生きる「箱型額縁・立体額」、こちらのページに集めています。
よろしければ、ぜひ。

額縁って、モノも飾れるんです。
紙・写真だけでは無いんです、じつは。

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