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2024-06-13

バターナイフ作りワークショップの制作風景

こんにちは。majakkaです。
先日、開催されましたバターナイフ作りワークショップの模様をアップいたします。

まず、ブラックチェリーとブラックウォールナットの2種の広葉樹から
ご自身の「木」を選びます。
つぎは、コース決め。
あらかじめ大まかな形に切り抜いてあるものから彫り進めていくコースと、
ご自身で形を考えて、それにそって彫り進めるコースがあり、
実際に木に触れながら、考えていきます。

日頃お使いのものをご持参くださり、
そのかたちに倣って作るかた。

スマホに保存した画像を参考に、型紙をつくり、彫り進めるかた。

型紙を作ったり、現物をトレースしたり、考えながらも絶えず手を動かしていく姿に「そう、それなの」と納得。手を動かす先に自然とカタチは見えてくる、そんな気がします。

それぞれのスタイルが生まれ、
手を動かすスピードも、その人なりで、
ゆったりとしたマイペースな時間が流れているのが
とても心地好く感じました。

複数人あつまるワークショップで常に心がけていることは、
人に合わせず、自分のカタチで、自分のペースで。
取り組める雰囲気、空気感をつくること。

みんなと時間と場は共有しながら、
ご自身のペースで愉しんでいただけたら、と思っています。

店内で少人数で。アットホームな空気が流れます。作業内容によっては隣りの工房も使います。

参加者さんのご感想では、
「私は削りながら、もっとこうすれば、ああもしたい、
など思い始めたので、次はもう少し考えてから行くのが良いかなと思いました。」

とあって、手を動かしながら、考えていらっしゃる姿を思い出しました。
止まってしまうのではなく、手をもくもくと動かすことで形が見えてくる。
次は、こんな風にしたい。
そんな次への発想のキッカケにもつながる。
手でモノを作るって、面白い、奥が深いなと実感しました。

もくもくと手を動かしている形跡が、作業台いっぱいに散っていて「これが手でモノを作るってことだな」と実感。

完成品は、四者四様。
それぞれのカタチが生まれました。

丁寧にやすりをかけて仕上げて、オイルを塗った瞬間、
フワッと、その木の色と木目が現れる。
「おおー!って感動するね!」と、おっしゃる参加者さん。

木が違う、木目の表情も、かたちも違う。みんなそれぞれの感性。

まさに、おっしゃるとおり!
木の表情とカタチがかけあわさって、
唯一の、その人自身のモノが出来上がりました。

自分で手を動かして作ること、
それが日々の暮らしに心地好い音を響かせるキッカケにつながったら嬉しいな。
そんな気持ちで企画しています。

つぎの「作る」ワークショップもまた、響くものになりますよう。
考えていきますね。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

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