2026-02-15

ともに過ごすことを大切に心地よくする、犬さんの食事椅子(C-101)


体を起こした状態で食事をとる必要のある愛犬のために考えた食事椅子。
機能を満たすだけでなく、「暮らしの中に置いていてうれしくなるものを」というご依頼をもとに出来上がった、木の風合い豊かな、ぬくもり感じる椅子をご紹介します。


四つん這いの姿勢での食事を制限されていた犬さん。
ご自宅ではソファなどを利用し、体を起こして支えながら何とか食事をとっていましたが、大柄な犬種のため姿勢を整えるのにお客様も苦労されていました。そうした中でご相談をいただきました。

まずはご自宅に伺い、現在の様子を確認。
後日、簡単な板組みのサンプルを使ってサイズや角度を検討しました。そのサイズをもとに、使いやすくなる形を設計。
「ベイリーチェア」という名称で販売されているものもあるようですが、機能に特化するだけでなく、暮らしの場に並べても気持ちよく感じられるものを、マヤッカさんの形で作ってほしいとのご要望に沿い、無垢の木の良さが生きるよう仕上げていきました。

- point -

  • 犬さんの姿勢に合わせた設計
  • 抱きかかえる動作をスムーズにする高さ
  • 体に、空間にやさしい形
  • 視界のぬける背もたれ

1.  犬さんの姿勢に合わせた設計

ソファを使って食べさせていた状態を参考にしながら、犬さんに馴染みのあるクッションを使って安定して収まり、倒れないような幅を確保。
背もたれはやや傾斜させた形にし、簡単な板のモデルを使ってサイズ感や傾斜を、犬さんの様子を観察しながら検討していきました。

2. 抱きかかえる動作をスムーズにする高さ

当初は床置きでの使用を考えていましたが、重さのある犬さんを抱えて下ろす動作が腰への負担になっている様子から、脚をつけて高さをもたせることで乗せやすくしては、という提案を加えました。

3. 体に、空間にやさしい形

自由の利きにくい状態で運び、降ろすという動作があるため、角に当たっても少しでも痛くないようにとのイメージで、角張る部分に丸みを持たせ、やさしい雰囲気の形に仕上げました。

4. 視界のぬける背もたれ

側面・背面ともに板で全体を覆うと圧迫感が出ると考え、視界が抜けるような板組みで背もたれを構成。
上部端には少し丸みをもたせ、角張りのない柔らかな印象がアクセントにもなっています。

ー  お客様の声 ー


〈 注文のきっかけは 〉
愛犬の病気に必要でした。
〈 使い心地は 〉
木の香りを感じ、ひとりでに座りたくなるようなぬくもりを覚えます。
〈 オーダーして作ることで 〉
思い通りの物を手に入れることができ、ありがたいです
〈 家族の感想は 〉
「おしゃれー。優しい部屋になったね」と。


T様、使い方・雰囲気ともに好いものになりましたね。
ありがとうございました。

ともに過ごすことを大切に心地よくする、犬さんの食事椅子(C-101)
〈 木材 〉タモ無垢材
〈 色/仕上げ 〉クリアオイル仕上げ
〈 サイズ 〉幅 54㎝ × 奥行 64㎝ × 高さ 87㎝
〈 参考価格 〉120,000円(税込)
〈 ご依頼 〉神戸市須磨区 T様
ー 納品のようす ー

犬さんをのせて、納品の際に実際に座ってもらいました。
姿勢を確認し、思ったような使い方ができる椅子が出来上がったこと、また木の風合いが生き生きと感じられる点も気に入っていただきました。

今回は犬さんのために設計した椅子ですが、完成してみると、人が掛けても快適に使える座り心地に仕上がりました。
愛犬がくつろぐそのそばで、飼い主さんも肩の力を抜いてひと休み。と、犬さんが使わない時には、ご自身を労わる居場所としても使うことで、共に同じ空間、同じ時間を分かち合える、より活きる椅子になっていくのではないでしょうか。


〈 木材・仕上げ方法など ⇒「家具について」

〈 納品までの流れなど ⇒「ご注文について 」

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