〈 S-62 扉付き本棚(楽譜収納棚) 〉
w31×d31×h100 / タモ無垢材 / ブラウン色オイル仕上
ピアノの横のスペースに合わせた楽譜を仕舞う本棚。手製の取手のついた扉・引き出しを加わえ、部屋の他の家具と調和感を持たせた形状・色味をとりいれたデザインです。昔からの馴染みのものを取り入れた暮らしを愉しむ、お客様ならではの新たな家具の事例紹介です。
既存の棚を一回り大きくしたサイズ感で、ピアノ・部屋の雰囲気に似合う棚を新調したい、というお客様。以前に書棚のオーダーをいただいた息子さんの薦めもあって、ご来店いただきました。
楽譜が納まる二段の棚で、扉・引出しをつけた仕様にしたいとのこと。ご要望のサイズに合わせ、一度図面を作成。採寸もかねご自宅へ。図面を見て頂き話しをする中で、お客様が使っている祖父の時代からの棚の意匠を、作る棚にも取り入れられないか、というご要望がありました。そこで、扉、棚の下部にそのイメージを組み入れて設計。色味も、その従来の家具の雰囲気に一番近いブラウン色を選び、製作していきました。
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ご希望のサイズは、ビアノ脇のスペースに合わせて約30㎝四方の幅・奥行き。高さは約100㎝をご希望。その高さとなるよう、楽譜の入る棚板間隔と深めの引出しを設定しました。
扉のフレームの上部は、アーチ状に。本体の脚元は上部より一回り大きい台輪を取付。長く愛用されている棚のデザインの要素を組み込れています。
本体の内側に納まるインセットの扉。框と本体の隙間はできるだけ小さく均等となるように加工取付。鏡板には柾目の突板を使用することで、シンプルな見栄え、表情になりました。
いくつかのサンプルから選んでいただいた取っ手が扉・引出し前板に加わり、表情のアクセントに。弧を描く、指を掛ける角面を丸くする、など一つひとつ製作していく取っ手です。
既存の棚と入れ替え設置し納品完了。ピアノの存在感と調和する風格を感じさせる棚となりました。新しいご自宅の中に、昔からの愛着のもったものが在ると落ち着く、と話されていたお客様。新たな家具にもそんな馴染みやすさ、親しみを感じさせてくれる要素があることで、お客様の暮らしに心地よく溶け込む棚、となったのではないでしょうか。
【お客様の声】
(使い心地、使い方などのご感想)
本の大きさに合わせてつくっていただいたので、すっきりと納まり気持ちがいいです。部屋の雰囲気に合わせてくださったので違和感なく溶け込んでいます。
(その他、ご意見ご感想)
丁寧に対応してくださるのでありがたいです。
H様ありがとうございます。納まり方で心持ちも変わりますね。
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S-62 扉付き本棚(楽譜収納棚)
〈 木材 〉 | タモ無垢材 |
〈 色/仕上げ 〉 | ブラウン色オイル仕上げ |
〈 サイズ 〉 | 幅 31㎝ × 奥行 31㎝ × 高さ 100㎝ |
〈 参考価格 〉 | 110,000円(税込) |
〈 ご依頼 〉 | 神戸市長田区 H様 |
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