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2024-11-04

S-64 コーヒーカウンター&キャビネット


コーヒーを淹れることを日々楽しまれているご主人に、より使い心地良く淹れられる場を用意してあげたいと、奥様が考えられた引出し収納を備えた作業台。使うだけなく飾れる場所としての棚も加えた、カウンター&キャビネットの納品事例です。


〈 S-64 コーヒーカウンター&キャビネット 
w80×d40×h145 / タモ無垢材 / クリアオイル仕上

ご主人への贈りものとして、コーヒーを淹れるための家具を作ってほしいと、その奥様よりご相談いただきました。これまで使われていた収納棚は、コーヒーの器具を置くと、作業をするには手狭だった様子。そこで、ダイニングの一角に、ご主人がコーヒーを淹れやすくなる台・棚を用意して使ってもらおうと、考えていきました。

採寸を兼ねご自宅に伺い、どのようなサイズのものを、どこに置いて使おうか、というところから検討していきました。収納したいものや、ご主人の使い方などを奥様にお伺い、一度図案を作成。後日店頭で展示の家具も参考にして、詳細の検討を重ねた後に製作していきました。

[ point ]

当初は、作業できる天板と収納を備えた棚として考えていきましたが、展示の家具などからイメージを膨らませられ、天板の上にも棚を加えるかたちとなりました。

引出し、扉、またその組み合わせたタイプ、各々の仕舞い方の中からご主人の使い方を考え、引出しタイプが良さそうと選ばれました。下2段の引出しの深さは、収納するものに合わせ、また天板高を作業しやすい高さで設定。

下段の引出しは、框と鏡板の組み合わせた前板。高さがあり板幅が広いので板の反りを考慮した仕様です。上二段との仕様の違いに合わせ、取手にも変化を付けました。選んでいただいた上段前板の取手は、平らな面の加工が特徴の丸型タイプ。

展示の棚を見て、その浅い引出しを気に入られ、上段の棚には、カトラリー入れとして使える引出しを取付けました。

天板正面の弧のかたちは、お客様が使っている隣に並べる棚の雰囲気に合わせた仕様です。

木のフックを、上部の棚の側板に取付。内側はメジャースプーンを、外側には天板を拭くための布巾を掛けることを想定しました。


ダイニングの一角に、既存の棚と並べて納品。また、その横の棚の取手を、雰囲気を合わせ新しい感じにしたいというご要望でしたので、同時に交換してきました。最後にコーヒーを淹れる道具や、併せて製作した小物を並べて、写真も撮らせていただきました。

日々の楽しみをより充実してもらえたらいいな、との想いで特別な場になる家具をイメージされたお客様。ご主人にも気に入っていただけ、想いがこうして形となったことを大変喜ばれました。
コーヒーを通じて過ごす時間。ご夫婦ともに、より心地よいひと時になるとうれしいですね。


【お客様の声】
木目の感じ、肌ざわりが部屋の雰囲気に合っており、気に入っています。毎日コーヒーを淹れるのに使っています。少しずつ味が出てくることを愉しみにしています(ご主人)。サプライズプレゼント大成功!主人も大変気に入ってくれています。誕生日に感謝の気持ちを形にできたこと、本当にありがとうございました(奥様)。


[ photo ]



S-64 コーヒーカウンター&キャビネット 

〈 木材 〉タモ無垢材
〈 色/仕上げ 〉クリアオイル仕上げ
〈 サイズ 〉幅 80㎝ × 奥行 40㎝ × 高さ 145㎝
〈 参考価格 〉310,000円(税込)
〈 ご依頼 〉神戸市垂水区 I様

〈 木材・仕上げ方法など ⇒「家具について」

〈 納品までの流れなど ⇒「ご注文について 」



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