T-83　3本脚丸テーブル（Φ90㎝・H65㎝）

〈　T-83　3本脚丸テーブル（Φ90㎝・H65㎝）　〉
w90×d90×h65　/　タモ無垢材　/　ナチュラル色オイル仕上

ゆったりと寛げるソファチェアにあわせた、丸テーブル。低めの天板高、脚間隔が広くとれる3本脚。数人で使っても小さすぎずに、一人で使っても大きすぎないサイズ感。また脚が取り外せる仕様、の丸テーブルの納品事例紹介です。

デスクのように作業できて、食事もゆったりととれる、一人使いがメインのテーブルがほしいな、と何度かご相談に来られたお客様。当初はデスクのような形・使い方のお客様のイメージでしたが、次第に寛ぐことを優先した考え方へと移行。そして「T-63　丸ダイニングテーブル（3本脚）」を参考にして、丸テーブルのイメージをどのような形に仕上げていくかで、検討を進めていきました。

〈ご要望等〉

• 天板サイズは直径80㎝前後
• 天板高は低めにしたい
• 脚は取り外せるようにできないか
• T-63のテーブルよりは、スリムな印象にしたい
• 寛げる椅子とともに使いたい

併せてご注文いただいたソファチェアのサイズも考慮し、ご要望に合わせて直径80㎝の天板サイズで一度設計。今後の暮らし方などを踏まえながら天板サイズをじっくり検討され、最終的には、よりゆったりできるよう、もう一回り大きくした直径90㎝を選んでいただき、製作していきました。

当初はコンパクトに、と考えられましたが、一回り大きくと考え直され、3人でも使える大きさの天板90㎝に。

天板の高さは、65㎝に設定。寛いだ姿勢で座れる椅子の座面高に合わせた高さです。

テーブルの脚の間隔は椅子が収まるよう配置。

5㎝の四角柱を面取りして丸みを加えた脚。天板裏の反り止め板に、斜めに取り付けられるように加工。脚を開いて支える、安定感を加えた形状です。

天板裏には、三角形に組合わせた反り止め材を加え、厚みの薄い天板の反りを防ぎます。

引越しなどでの持ち運びがしやすいように、というご要望に応じて、特殊な金物を使ったねじ込み式の脚の仕様。

丸い面取りを加えた天板の下端。優しい印象を与える丸みは、椅子の背などが当たっても傷みにくいといたった特徴もあります。

チェアと共に納品させていただいた丸テーブル。脚を取付て組み立てる際、円・三角・四角の要素が組み合わさった形に、気づき喜ばれたお客様。ご自身のテーブルとして作り上げられた形の中に、面白味を見出されていました。

立体となって、また眼の前にして初めて感じられる気づき、喜び。それもオーダー家具をつくる愉しみの一つですね。