toggle
2025-10-11

新たな暮らしに、無垢の木でつくる「キッチンカウンター(作業台)」(S-67)


お客様の新しいご自宅のダイニングキッチンに合わせて考えた、作業台兼収納棚。木の風合い豊かな作業台に、キッチン用具に合わせた収納。ダイニング側には、奥行きを活かした棚が組み入れられたキッチンカウンターの紹介です。


L型キッチンを使いやすくするために、作業スペースを加え、キッチンとの仕切りの役割となるようなイメージで配置を考えた作業台。レンジとゴミ箱を仕舞えるようにしたいというご要望で、それらのスペースを優先に設けたオープン収納。また、ゴミ箱奥の空間を有効に使えるようなプランをご提案。その案を気に入っていただき、キッチンと反対面にも棚が加わった形で製作していきました。


- point -

  • 無垢の木がいきる作業台
  • オーブンレンジのスペース
  • ゴミ箱置きスペース
  • 背面のアクセントとなる棚

1.  無垢の木がいきる作業台

木の風合いを味わえるキッチンカウンターを作りたいというご要望で、来店されたお客様。背板を除いた部分にタモの無垢材を使用。部屋のサイズに合わせた幅、オーブンレンジが納まる奥行き、シンクなどのキッチン台と統一した高さ。暮らしの中に、自然の木の雰囲気が程よく感じられるサイズ感となりました。

2. オーブンレンジのスペース

オーブンレンジを納めるスペースは、その排熱や、一回り大きいレンジへの買い替えを考慮したゆとりを持たせた棚の高さに。重量のあるレンジでも使えるように、厚みのある棚板を使用。天板下には合板を加え、熱気などが無垢材に直接当たらないようにと考えました。
将来、他の場所で使っても目立たないようにしたいというご要望で、できるだけ小さな開口となるように、コンセント孔を側板に加えています。

3. イスに合わせたテーブル高さ

以前から使われていた、横長タイプのゴミ箱に合わせたスペース。フタの開閉を考えても高さに余裕があったため、カトラリーなどが仕舞える引出しをプラス。取っ手は、お子様がいくつかのタイプの中から選んだものを製作取付。お客様ご夫婦に子供も加わり家族みんなで考えた形となりました。

4. 背面のアクセントとなる棚

キッチンの反対側、ごみ箱収納の背面に設けた浅めの棚。小物や本など並べられるようになっています。全面が背板のカウンターとは違って、ニッチスペースのような空間があることで、部屋の使い方の幅も広がりそうです。



新たな暮らしに、無垢の木でつくる「キッチンカウンター(作業台)」(S-67)
〈 木材 〉タモ無垢材
〈 色/仕上げ 〉クリアオイル仕上げ
〈 サイズ 〉幅 140㎝ × 奥行 52㎝ × 高さ 85㎝
〈 参考価格 〉340,000円(税込)
〈 ご依頼 〉神戸市須磨区 T様
ー 納品のようす ー

レンジ棚、ごみ箱棚、天板、と3つのパーツを2階のキッチンへ運び入れ、組み立てを行い納品完了。奥様がキッチンで一休みできるようにと併せて注文いただいたハイスツールも並び、キッチンとリビングを仕切ってメリハリのある空間ができあがりました。

新しい家での暮らしのスタート。家族全員が関り考えできあがった作業台は、長く使われていくことで生まれる無垢の木ならではの風合いとともに、暮らしを支え親しみある家具となると嬉しいですね。

- photo -

〈 木材・仕上げ方法など ⇒「家具について」

〈 納品までの流れなど ⇒「ご注文について 」

関連記事