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2025-04-10

愛犬の体をいたわるドッグスロープ(E-36)


背に慢性的な不調をかかえる犬さん。その体に負担が少なく、段差を上り下りできるようにしてあげたい、という思いからできあがったスロープ。

若干のクッション性をもたせた歩きやすい斜面。また場所の制約もあって、移動させやすいよう二つを組合わせた構造にしたい、というご要望。

これらを基に使い方をイメージしながら設計。どのような仕組みで組合わせるか、扱いやすくするには、などを考え、図案を作成。お客様の意向にあわせて調整を加え、製作していきました。


- point -

  1. 高さを合わせた程よい傾斜
  2. 扱いやすいく、ズレにくい分割式
  3. やわらかみを持たせた板面

1. 【 高さを合わせた程よい傾斜 】

犬さんの休むベッドにつながるクッションの高さに、頂点をあわせ、上り下りに負荷が少ないよう緩やかに。とはいえ全体が長くなりスペース的に邪魔にならないよう、適度な傾斜の角度をイメージしながら設計。

2.【扱いやすく、ズレにくい分割式】

簡単に取り外しができて、並べた時に、ズレてしまわないよう底板同士がつながる仕組み。ばらして動かしやすいように、丈夫さを保ちながらも出来るだけ軽くした構造になっています。

3.【柔らかみをもたせた板面】

衝撃を抑え歩きやすいように、クッション性がほしいというご要望。椅子の座面と同じ要領で、薄くしっかりしたクッションを中に仕込み、お客様の希望された犬が区別しやすいといわれる、黄色の生地を使って仕上げていきました。

愛犬の体をいたわるドッグスロープ(E-36)
〈 木材 〉タモ無垢材・合板
〈 色/仕上げ 〉クリアオイル仕上げ
〈 サイズ 〉幅 81㎝ × 奥行 60㎝ × 高さ 22㎝
〈 参考価格 〉42,000円(税込)
〈 ご依頼 〉神戸市須磨区 O様
ー 納品の様子 ー

スロープを使って上がってもらえるかなと、お客様と心配していましたが、納品すると早速犬さんが歩いてくれて、まずは一安心。犬さんのリハビリトレーニングにも使えたら、という想定も上手く使えそう。と喜ばれたお客様。

ぴったりと合わせたスロープで上り下りできることで、愛犬を見守る日々に、安心感がうまれると嬉しいですね。


〈 木材・仕上げ方法など ⇒「家具について」

〈 納品までの流れなど ⇒「ご注文について 」

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