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2023-02-13

T-79 「ライティングビューロー」 部屋の一角を個室のように使う

〈 T-79 ライティングビューロー 
w60×d36×h118 / タモ無垢材 / クリアオイル仕上


ー majakka オリジナル家具 ー

ライティングビューローの機能を活かし、シンプルにコンパクトなサイズに仕上げたデスクの製作紹介です。
最小限の収納・読み書き等の作業スペースを設け、大切なものを飾る間・小物や本の置き場所として。部屋の一角に個人のスペースを設けることができる家具としてイメージし、製作しました。
天板を閉じると凛とした佇まいが美しく、部屋に静かに馴染みます。



収納兼、扉を開けると書きものが出来るという工夫が特長の、ライティングビューロー。アンティーク家具で扱われることも多く、それらは装飾、風合いの豊かさに趣きがあります。

しかし、大きなサイズ・華美な装飾のものは、普段の暮らしの場には合わせ難いのでは…と感じ、より暮らしに馴染みやすく、シンプルで、小ぶりな、しっかりした造りのものを考えていきました。

使い始めから「アンティーク」ではなく、ここから時間を重ね「あなたらしく」味わい深く育てていけるライティングビューロー。
使う人それぞれの使い方で、暮らしの場・空間の使い方に個性が拡がるようイメージしながらの設計となりました。

〈設計の要点〉

  • ノートが広げられて書ける最小限の幅・奥行きの天板
  • 少しの時間でも机に向かえるように、軽快に使えるハイテーブル感覚の高さ
  • 箱部全体の奥行きは、安定感をもたせつつもできるだけ浅く
  • 収納内部は、飾る用途としても使えるイメージ
  • 日常で、閉じた状態でも役立てる家具として、最低限の引き出しと棚を
  • 取っ手などの凸部の少ない、木の風合いが活きるシンプルな佇まいに

[ point ]

肩幅よりやや広い幅、奥行きはA4ノート縦サイズぐらいの天板の大きさ

高さは、開いた状態の天板の高さが80㎝になるように設定。ハイスツールを合わせる。また立ち姿勢でも使えるように。

書く作業をしても前傾しにくいように。またA4サイズのノートが納められるように、奥行きを設計。

天板を閉じた状態でも、収納場所として使えるように、最小限の引き出しを設置。

内部の仕切りは、センター部がディスプレイ台としても使えるイメージに。小箱のような引出しを加えることで収納箱が形のアクセントにも。

強度を保ちながらも出来るだけ邪魔にならないようなサイズ・印象のステーを使用。丈夫で味わいのある真鍮製の丁番。天板の安定感を考慮しました。

天板の上端に指を引っかけて開ける仕組みに。上端に引っかかりとなる溝。斜めに傾けて閉じた天板はマグネットキャッチにて軽く保持。

足元に、奥まった棚板を設けて本などが並べられるように。また下部に重量を持たせることで安定感が増す役割も兼ねています。


小さなスペースをいかに使うか。暮らしのその時々に必要とするもの、大切にしたいものを集め、自分専用のスペースとして調える。
コンパクトにまとまったスペースに、籠るような感覚で向き合うことで、じっくりと集中できる時間と空間が生まれます。
リビングやダイニングの中に、自分だけの小さな個室を設けるイメージで考えてみるのも一案ですね。

その他の使い方のアイデアとして。

  • 飾り棚としても。大切なものを並べ、開けて手に取り愛でる場に
  • また供養棚として偲ぶ場としても
  • 納めたいものが明確な場合には、使い方に合わせて内側の仕切りをアレンジする

ご自身にふさわしい使い方を、お聞かせください。

[ photo ]



T-79 ライティングビューロー 

〈 木材 〉タモ無垢材
〈 色/仕上げ 〉クリアオイル仕上げ
〈 サイズ 〉幅 60㎝ × 奥行 36㎝ × 高さ 118㎝
〈 参考価格 〉190,000円(税込)
〈 ご依頼 〉majakka origin

〈 木材・仕上げ方法など ⇒「家具について」

〈 納品までの流れなど ⇒「ご注文について 」



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