



雨粒がキラリと光る、七宝焼作品を飾るカタツムリの手彩色額縁
ご依頼主のお母さまの制作した七宝焼の作品を飾ります。
手彩色の額縁に、作品と合わせたモチーフを描いてください。というご依頼。
モチーフの絵柄はお客さまの案。
アジサイの描かれた作品なので、そこから発想をひろげ、カタツムリが、額縁に沿って這っているような感じに。そして、雨の雫を降らせてほしい。とのリクエスト。
作品を眺めていると、自然と生まれてくる「物語」があります。
それらを紡ぎ、モチーフとして額縁に描くことで、作品の持つ「物語」により広がりと深みが増します。
作品と額縁が「内と外」と分断されるのではなく、それらがシームレスにつながり、さらに鑑賞者のいる「こちら側の世界」にも広がってくる。額縁がそんな、つなぎ手になれたら、と思うのです。
【 one point 】
手彩色額縁は、色・風合い・模様を、飾るモノとお客さまの好み(リクエスト)を反映させながら仕上げていきます。額縁の「ふち」の部分に描く絵柄は、作り手自身が一つひとつ胡粉を盛り上げて描いていきます。なんでも!!とは言い切れませんが、限られた「ふち」の中に、あなたの希望のものを描きますよ。
【 お客様の声 】
今回もありがとうございました♪こんな風にしたいな~と、言う方は言うだけでそれを大変な作業ばかりで!でも、とっても素敵な額縁に作っていただいて♪うれしいです~、母も喜んでいると思います。
毎日、父さんと一緒に、また一人で、眺めています♪
Q.「飾る」キッカケは?…
A.遺品の整理をしている中で、アジサイの七宝焼を見つけて、額縁があったら飾れるなあ~と思い出の中を行ったり来たりしながら、故人と会話しているようで楽しい時間です。
Q.どんなところに飾っていますか?…
A.居間の自分が作ったイスに飾っています。
S様、ご注文誠ありがとうございました。
- color1020
- 手彩色
- 285×243㎜
- 38,000円(税込)
- 2024年9月
- 横浜市S様
