子どもに贈る作品を飾る青藍色の額縁
子どもの過ごす空間に飾ってあげたい。という気持ちで購入された作品を額縁におさめます。
「子ども」だからといって、子どもすぎる仕上がりに転ぶことなく。静かで主張はせず、でも、額縁が「在る」という存在感は欲しい。そんなご依頼でした。
水面の深遠な青をひきたてる、額縁も「青」で仕上げます。広葉樹タモのもつ木目をつぶさず生かしながら、作品の青と呼応する青を作ります。青藍色という、一見、暗い青なのですが、眺めれば眺めるほどに、奥の深いところで透明感を感じる青を目指しました。
【 one point 】
作品の背景となるマットボードによって、額縁全体から醸し出る空気は変わります。背景のため見える量はわずかですが、フワッとした質感・落ち着いたベージュ色が、作品をやさしく引き立てる効果につながっています。