ユニフォームとチームタオルを飾る紺碧の光をまとう額縁
以前ご紹介しました「大学のネクタイとエンブレムを飾る額縁」。
当初はこれらのアイテムと一緒に、ひとつの額縁にまとめて飾ろう。と考えていたのですが、ゆっくり検討を重ねていくなかで、それではアイテム数が多くて、視線がばらけてしまう。どれも主役で、どれもが見えてこなくなってしまう。と懸念され、アイテムのボリューム感と形状にあわせた2つの額縁に、それぞれを飾る案に着地しました。とにかくユニフォームの「青」が美しいので、その青がより美しく見えるよう、背景の布地を選び、それぞれが映える配置を深慮し、一針ひとはり縫い付けて固定しました。
梱包を外した瞬間のお客様と額縁との対面「さむいぼが、たったー!」という言葉。そのくらいゾクゾクっと興奮してくださったことは、本当にありがたく、作り手冥利に尽きます。
ご注文のご相談に来られた際、とても大切に保管されている様子が伺えると同時に、仕舞い込んでしまっている…という、もどかしさも垣間見えました。「見えるカタチにしたい」という気持ちがとても伝わってきたからこそ、飾られたカタチと対面されたときのお客様の喜びの表情が忘れられない、作り手として本当にやりがいのある仕事となりました。
【 one point 】
飾るモノの「物の特性」を活かした固定方法を熟考します。今回は光沢あるテロンとした肌触りのユニフォームの質感を活かすには?…立体感をはらませながら糸で縫い付け固定しました。
- box3018
- 無垢の木
- ブラックチェリー
- 箱型 (立体額)
- デザイン:ステップ
- 820×740×50㎜
- 130,000円(税込)
- 神戸市須磨区H様