いさぎよく「あるがまま」に、わら細工を飾る額縁
お世話になっているかたへの贈りものを飾る額縁のご依頼です。贈る相手はフィンランドのホストファミリー。
わら細工・民藝・木。日本と共通する美意識があることを意識されながら、どう飾るか。一緒に考えを深めていきます。
吉兆のシンボル「鶴」のわら細工。あるがまま、そのままに飾るのが、いちばん、それ「らしい」と言いますか、自然で美しいのでは、ということで、囲い・覆うのではなく、載せる・掲げるイメージに仕上げました。
日にも焼けるし、塵も積もる。日々の営みをまといながら、そこに在ることが、美しい。潔く「在るすがた」をお客様と共有し、形に反映させた凛とした仕事になりました。
【 one point 】
額縁の役割には作品を覆い保護するという点もありますが、「どう見(魅)せたいか」の演出をすることも額縁の役割と考えています。モノと人の気持ちがリンクする飾り方をすることが、額縁の仕事であると感じています。
【 お客様の声 】
なかなか家具や額縁をお願いするような機会がなかったので今回また機会ができてうれしかったです。フィンランドのファミリーも気に入ってくれると思います。ありがとうございました!
H様、ご注文誠にありがとうございました。