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2020-02-27

ゆっくり、つみかさねる|暮らし訪ねて1(前篇)

majakkaでは、作り手自らがお客さまのお宅を訪れ、
ご注文品のお届け、設置、調整等を行っております。
(お住まいの地域によってはお客様の了承を得て配送業者に依頼することもございます)

お宅を訪れることでみえてくる、
それぞれの暮らしの想いやこだわりは十人十色で、
工夫あり個性ありとても素敵です。

そんな、暮らしにまつわるお話しを、お届けいたします。

今回は、新居に設置する洗面所の鏡のご注文をいただき、ご訪問。
洗面ボウルはすでに設置された状態で、すでに暮らしは始まっていました。

気に入った鏡が届くまでの我慢。
ということで、正直、少し不便ななか、
鏡の到着をとても愉しみに待ってくださっていました。

「当たり前にある、ではなく、こういう機会があること。
ちょっと不便だなあっていうのを、子どもたちにも体感してもらえて良かった」

と、お客さま。
その場、環境に応じて、使い手となる自分自身を、ゆるやかに順応させていく。

急がなくていい
慌てなくていい
本当に欲しいものに出会うときを、愉しみに。

その、ちょっとの不便をも愉しみに変えて、
待ってくださる姿が、とても、しなやかで。

お客さまの、暮らしに対する向き合いかたの
優しさや丁寧さが、じんわりと伝わってくる納品となりました。

鏡は、1階と2階に設置。
それぞれの空間の色調・雰囲気にあわせて、
ブラックチェリーとブラックウォールナットを。

あたたかみのある無垢の木の鏡がひとつ、
壁におさまることで、絵画のような美しさに。

暮らしに、ひとつ、ひとつ。
自分で吟味した本当に欲しいものが加わっていくことで、
暮らしが、少しずつ出来あがっていく。

最初から、すべてをいっぺんに揃えるのではなく。
少しずつ、つみかさねていくような。
そんな暮らしの作りかたを
自然と実践されているお客さま。

次回は、そんなつみかさねる、育てる感覚を大切にした、
暮らしの在りかたを紐といていきたいなあと思っております。


暮らし訪ねて1・後篇 … こちらからどうぞ

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