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2021-11-29

巣立ちのデスクを贈るー【2.子どもの学習机どんなものにする?編】

こんにちは、majakka (マヤッカ) です。
今回は、前回の【1.タイミング編】いつ用意するのが良いのか?の続編です。
では、さっそく、スタートです。

【2.どんなものにする?編】・・・どんな形・大きさのものにしたら良いのか?

つづいて、悩んでしまうのが、どんな形・どんな要素を盛り込んだデスクにしたら良いのか?
この「形・大きさ」が、永く使える・大人になっても使える
大切なポイントになってくると、わたしたちは考えています。

では、まず、ちょっと想像してみてください。
もし、大きなダイニングテーブルが、ドーンとあったとしたら…
ついつい、その上に物を置いてしまいませんか?
子どものデスクも一緒だと思うんです。
広ければ広いほど、場があればあるほど、どんどん物を置いていってしまう…
そんな傾向を見極めながら、必要最低限の広さがあれば良いのではないかと、わたしたちは考えています。
また、大きすぎると「どこにでも持って行けるか」と考えたとき、無理も生じ、
結果的には永くどこででも使えるデスクとしてはハードルが高くなってしまう可能性が高まってしまいます。

では、必要最低限の大きさとはどのくらいでしょう?
狭い=不便と捉えてしまうと、どうしても大きくしようと考えがちなのですが、
デスク上ですることを考えたとき、広さってそんなに必要ないことに気づきます。

宿題・勉強等のノートへの物書き、手元には数冊の教科書類。
あと、今は小学生の時期から学校で配布されたノートパソコン(タブレット)も使っています。

たとえば、常に大型の工作をしている。
とか、デスクトップ型の大きなパソコンを使用している。
等々、「すでに、もう、こうである」という趣味や傾向があるのであれば、
無理に小さく作る必要はなくて、むしろそれに準じた大きさや要素を盛り込んで作ることが望ましいです。

でも、そこまで趣味嗜好が固まっていないのであれば、
デスクを置く部屋の大きさも考慮しながら、
「ほどよいサイズ感」のものを考えていけば良いと考えています。

具体的に、今回、わたしたちの子ども (小学2年生) のために作ったデスクで説明していきますね。

天板の大きさは、A4サイズが広々置ける、ノートパソコンが置ける広さを考慮したサイズに。
壁までの奥行きは浅めで、45cmです。

デスクの天板の上に(なるべく)物は置かないように、
(でも、ポンポン置くのよ次々と…)
天板の下にロの字の空間を設けてあります。
使い終わったら、すぐここにしまう、簡単にポンとしまえる開口の収納場所です。

細かく仕切らずドサッとしまえるように、大きな開口部が特長のデスク

教科書・ノート・文具、日々使う物は、壁に固定した本棚・収納棚に。
この棚は、デスクが出来るまではダイニングの壁に設置してありました。
1年生の頃は、もっぱらダイニングテーブルでの作業が多かったので、
すぐ後ろの壁にこの棚を設置して、すぐ使える、すぐ片付けられるように促していました。

棚の上段は教科書&ノート&本を。下段は文房具類や大切なプリントを平置きしたり。
デスクを部屋に設置したほぼ同じタイミングに今まで使っていた棚も移動。

さて、デスクに戻りまして…
収納のことを考えると引出しも便利かな?と思いきや、
何段もある引出だと、「どこに何入れたっけ?」が目に見えていたので、小さな引出しを一段つけました。
年齢を重ね、収納したい物を自分で見極め、必要となった時機に引出しボックスを別に作る。
また、本棚に関しても現状では充分な量ではないので、これも必要な時機に、と考えています。

まずは最低限でスタートして、後から考える。
必要なときが来たら考える。
それは、オーダーメイドの醍醐味といいますか、
オーダーメイドだからこそできる大切な価値だと思うんです。

あとは、せっかくのオーダーメイドですので、
ぜひ、使う本人の希望も取り入れていきたいな、って。

息子の希望は、引出しの取っ手は、「違う色の木で」ということでブラックウォールナットで作りました。
あと、「手提げかばんをかけるフックが欲しい」ということで、デスクの脇に木製のフックを。

あれもこれも希望を訊いてしまうと収拾がつかなくなってしまうので、
1つか、2つ、訊いてみる。

自分の希望が反映されたものは、大人だけでなく、やっぱり子どもも嬉しいものです。

完成したデスクに、さっそく向かってみる息子。
まだ、majakkaの店内に置いてある状態だけど…

とりあえずデスクに向かってみる息子。でも、ここは家ではない、店だぞよ…

子どものデスクに限らず、オーダーメイド家具の大きさや仕様に正解や間違いはありません。
いちばん大切なことは「使う人にとって、どうであるか?」ということ。
心地よいと感じたり、愛着のわくモノであるかな?と考えながら、
わたしたちは、アタマを働かせ手を動かしていきます。

わからないな、難しいなぁ…と壁にぶつかったら、
気軽にご相談いただけたらうれしいです。
ぜひ、一緒に、考えていきましょう。

子どもの成長に合わせて、必要なモノを後からプラスできる。
そう考えると、気持ちはラクになるし、「今という時間の過ごしかた」が充実してくると思うんです。


次回は、実際に使ってみてどうなのかな?
【3.使い心地インタビュー編】をお届けします。 お楽しみに♪

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