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2022-08-20

年を重ねたら「山」が気になるようになってきた話し

こんにちは、majakka (マヤッカ) です。

家具・額縁の製作した納品事例の記事は、ちょこちょこと書いては更新しているのですが、
今日のタイトルのような、いわば、どうでもいいようなネタは、
最近、全然書いてないなあ。
と思い、いま、パソコンに向き合ってます。

さて、みなさま、よく言うじゃないですか。
海派・山派とかって。
みなさまは、どちらでしょう?

わたし(額縁屋)、いまの暮らしは神戸の須磨でホントに海の近く。
生まれも育ちも横浜で、
お店・工房の屋号にいたっては「majakka=灯台」と。
海とは縁が深いのですが、
山派なんです。

両親の出身が長野で、
幼い頃から、足繫く通っているのもあって、
みなさま、ご想像の通り「長野=山」だけあって、
山の景色・山の空気というのが、たぶん、身に沁みついてると言いますか。
身近なんだと思うんです。

そして、山が好きだった父なもので、
(勝手に過去形にしてるけど、たぶん今も好きは好きだと思う)
わたしの名も「あずさ」なんです。
(山好きの人なら、わかるかな?)

さて、そんな山と自分とのかかわりの中で、
いままでは無意識的にあった「山」というものが、
ここ最近、気になるというか、
徐々に近づいて来てる感が、あるのです。

いままでは、山がそこに在っても、
くたびれるし、眺めてるだけでイイやー。
20代の頃、ネパールに1ヵ月ほど滞在してた頃も、
「ヒマラヤのトレッキングに行こうや♪」って何度も誘われても、
「きれいだから見てるー♪」
と、ひたすらダラダラ過ごしてたり。
いま思えば、なんてもったいないことを…と、トホホの思い。

そんな思い出もありながら、
いま、自分が山が気になる理由を探るのです。

日頃、仕事のなかで、
額縁のお客さまに対して、
「なんで、額縁に飾ろうと思ったのですか?」
というような、そんな「なぜ」を、いま、自分に突き付けている状態です。

ぼんやりと見えてきているのは、
「山」というより「池」なのかも…
(タイトルと違うやん!)

30代のはじめ頃、
長野の八ヶ岳にある白駒の池を訪れたんです。
日本最高地点にある池というだけあって、
初秋だというのに、うっすらと雪化粧。
キンと冷たい透明感のある空気。
苔むした深い森の向こうに、静謐な青い水面。

純粋に「美しいなあ」と感じた景色でした。

その後、子どもが生まれてから再訪し、
毎夏、長野で暮らす両親のもとを訪れては、時おり、
白駒に向かいます。

とにかく、池が見たいのです。
去年も、そんな池好きが高じて「御射鹿池」に行ったのですが、
こちらは残念な印象。
写真は美しいでしょう。
でも、池のある場所が…残念。

で、山に興味を持ち、いろいろ調べているうちに知ったんです。
長野にはこれらの池をはじめ、
けっこうたくさんの池があることを。

また、新たな池と出会って、素朴に「美しい」と感じたい。
そんな気持ちがモクモクと湧き上がってきたと同時に、
さらに知ったんです。

池を見に行くには、
それなりの山を登って越えていかねば辿り着けないということを。
長野の山々は、それなりに急峻です。険しい!

40代も半ばを越え、
書店では「中高年のトレッキングガイド」を眺めて、妄想してます。

行けるんか?池。
と同時に、
ワクワクワクワク。

長野のオススメの池ありましたら、ぜひ、教えてくださいな。

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