toggle
2022-10-02

作品の「色」をひきたてる、布がアクセントとなる額縁

作品の「色」をひきたてる、布がアクセントとなる額縁

作品がもっと心地好くみえる額縁にしたい。というご希望で、既存のものから、あたらしい額縁に。どんなイメージの額縁にするか、作品を眺めながら、お客様と対話します。

「これは雨合羽を着ているのかな?」
「奥に見えるのは船かな?」
「漁船?港?」
「みんな、同じ合羽着ているからかな、子供達にも見える」

雨の景色のようだけど、あかるい。艶やかな深い紺色が、印象的な作品。 
対話とその印象をかけあわせて、額縁のイメージを紡ぎ出していきます。

あかるい空気を包む乳白色のやさしい木肌の、たっぷりとしたフォルムの額縁。
作品の紺色と響き合うよう、織り目のざっくりとした紺の布をアクセントとして使いました。

物語を編むように、額縁を作る。
あたらしい額縁とともに、作品が観る人のこころに生き生きと届けば嬉しい。そう思います。

【 one point 】
既存の額縁は年代物で立派で、作品を圧迫する空気が醸し出ていました。時代背景によって額縁の性格、絵を飾る意味も変化しています。
いまの暮らし、いまのあなた自身の「気持ち」に寄りそって、額縁を作っていきたい。と考えています。

  • box3021
  • 無垢の木
  • タモ
  • 箱型 (立体額)
  • 710×635×43㎜
  • 100,800円(税込)
  • 神戸市O様

関連記事