「いちごジャム」と「マーマレード」・ジャムシリーズの作品を額縁を「瓶」に見立てて飾る
繊細でちいさくて可愛い作品を飾りたい、という作家さんからのご依頼です。
作品はそれぞれ「いちごジャム」と「マーマレード」。
額縁はそのジャムを入れる瓶をイメージして、作品の雰囲気にあわせた、色味のやさしい額縁に飾ります。
額縁自体は静かな額縁です。
しかし、額縁が「在る」ことで、作品の世界観がより広がるよう。
どんな構成にするか一緒に考えていきます。
額縁の外寸を揃え統一感を保ちながら、中の空間の余白は作品の大きさによって変化することで「動き」が出ます。
ふたつ並べて飾る「おもしろみ・情緒」が生まれます。
作品の固定は、お客様の「こうしたい」という方法を教えてもらい実践。
スチレンボードを使って作品を「浮かせて」立体的に飾っているのですが、作品の固定している箇所に跡が付かないよう、和紙とでんぷん糊を使っています。
見えないところまで作家さんの配慮の行き届く、すみずみまで眺めていたい額縁が仕上がりました。
【 one point 】
作品の背景は額縁と同じ木種タモを使っています。背景を木にすると額縁と一繋がりの世界が生まれ、紙や布とは違う不思議な空気感に包まれます。
【 お客様の声 】
いつも長話ししてすみません。楽しいもんで…またご相談に伺いますので、よろしくお願いします。
Q.「飾る」キッカケは?…
A.個展開催に向けて
J様、ご注文誠ありがとうございました。