経過した時間と向き合いながら、大切なひとを飾る無垢の木の額縁
人は人とともに生きています。
だからこそ、人との出会いや別れを繰り返しながら、人とどう接するかが、そのひと自身の生きかたを表し、心を揺さぶられます。
13回忌を節目に、額縁を作り直したいというご依頼でした。もっと「今の」自分の暮らし・自分の心に寄りそう飾りかたを望まれ、お写真にうつる服装や雰囲気にあわせた額縁にしたいとのことでした。
画一的なものに、おさめるのではなく、一つひとつ、ひも解いていく。向き合っていく。あの時は出来なかったことが、時間の経過というクッションが入ることで、今は、落ち着いて、出来る。
額縁という存在、額縁に飾る行為。
それらに導いてくれる「時間」の効果・意味は絶大だと感じています。
時間が経過したからこそ、自分の気持ちと素直に向き合える。13回忌を前に、一つひとつのプロセスに対し、丁寧に取り組まれるお客様の姿が、とても印象に残ります。
【 one point 】
画一的な市販品からは醸し出ない、その人を想い偲ぶ気持ち。それを丁寧に掬い上げる仕事がオーダーメイドです。
- wood2035
- 無垢の木
- ブラックチェリー
- ブラックウォールナット
- デザイン:ステップ&ストライプ
- 410×301㎜
- 29,000円(税込)
- 2022年5月
- 神戸市T様