余白の背景が作品の世界観を引き立てる箱型の額縁
以前ご注文をいただいたアーティストmikimikimikky1016.様からのご依頼。
現状の「作品が飾ってあるお部屋」のお写真を見せていただき、その雰囲気と引き立てあうものをイメージしながら製作しました。
アーティストmikiさんの「こうしたい」という希望や、「こうしたらどうなるだろう」という提案がハッキリとしており、やり取りを重ねるほどに、作品を包む世界観の輪郭が鮮明になっていきます。
今回、とても刺激的に感じたのは、作品の背景を極力狭くすること。
作品全体を見せながら、背景は影のように細く。しかし、その背景は「暗く・黒く」するのでなく、白くする。決して明るくない「白」なのだけど、白を感じながら、シャープな影を生む。
それが、作品に奥行きと立体感を与え、「なんとなく設けた余白(背景)」ではない、鋭い緊張感が作品全体をつつみます。
【 one point 】
キャンバス作品の周囲を隠さず立体的に全体を見せる飾り方は、今回のように背景余白で印象がガラリと変わります。
余白の大小は複数パターンの図面で確認していただいておりますので、ぜひ見え方の変化を実感してください。
- wood2046
- 無垢の木
- タモ
- 箱型 (立体額)
- デザイン:フラット
- 570×495×37㎜
- 50,000円(税込)
- 2022年11月