toggle
2021-02-11

クッキーを作ったら食器棚が欲しくなった話し

こんにちは、majakka (マヤッカ) です。

ひさしぶりの「暮らし便り記事」のアップです。
webサイトがリニューアルしまして、約1年と少し過ぎました。
今年からは、この暮らし便り、かしこまりすぎず、
もう少し作り手の性格や、日々思うこと考えていることも交えながら、
愉しく発信できればいいなあと思っています。

タイトルからして、「ムムム???」なのですが、
さっそく、はじめていきましょう。

我が家は家族みんなよく食べます。(家具屋+額縁屋+息子小学1年)
市販のお菓子だと物足りない。
なら、作ればいいんだ。
ということで、家具屋(夫)が主体となってお菓子をたまに作ります。

あれ?今回の記事は、なに?
家具、額縁のことではないの?
ひとまず、出だしは、何故かお菓子作りの話しから。

さて。
なにを思ったのか、最近になって、わたくし(額縁屋)も、
「クッキーを作る!」
ということで、先日、本屋さんでお菓子作りの本を物色してました。

とにかく、バクバク食べる一家なので、
繊細すぎるものより、素朴で頻繁に食べても大丈夫そうなレシピが
たくさん出ている本を選び、さっそく制作開始です。

まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとビスケットの本 / なかしま しほ著 / 主婦と生活社

ところが、1回目は、焼きすぎと、
オリジナルの作り方に走ってしまい、少し残念な仕上がりに。
(レシピ本見てるのに、なんでオリジナルにするのかが謎、と家具屋から戒め)

でも、食いしん坊の我が家は、うまいうまいで、完食。

数日後、寝る前に予習をして、
翌朝、作り方の手順を間違えないようにして2回目の制作。
リベンジ、成功です!

じゅうぶん冷ましてから、うつわにのせます。
で、そのとき、感じたのが、「うつわ」がなんか違う…

クッキーの出来栄えは教本通りで、それなりの満足な出来なのに、
うつわがショボくて、クッキーが映えてない…

額縁屋の性分が出てしまい、
最後は、どう見せるか。そんな見映えのことにアタマがいってしまいました。

雰囲気が良くないなあ…うつわのせいにして、写真に慣れぬフィルターなんぞかけてみたり…

そこから、いろいろ考えて、家具屋に伝えました。

「クッキーに見合う、雰囲気の良いうつわが欲しい」

さらに考えて

「お茶・珈琲・紅茶も、ホッコリした感じで注げるマグカップじゃない、
程よく上品な器が欲しい」

クッキー関係ないやん。
その周辺事項やん。

さらに、

「鍋のときに使う小鉢も、そろそろ家族分そろえたい」
(息子・1年生だし、もう陶器で大丈夫なのに、いつまでも1人プラスチック…)

うつわを軸に、話しが勝手に広がっている…

奥にある水色のうつわがプラスチック製。使い勝手はいいけど、そろそろ卒業したい。

そう、ここまで読まれてお気づきでしょうか?

なにか、ひとつ良くする。良くなる。
・・・・・・・・・・・・・
→ 今回の場合は、想像以上に上手に出来たクッキー

すると、それがキッカケとなって、
その周辺も整えたい、考えたい。
という思考になってくる。
・・・・・・・・・・・・・
→ クッキーがより美味しく見える、
それに見合ったうつわによそりたいという願望のめばえ

これって、じつは家具や額縁にも当てはまることだったりするんです。

小さな飾り台を置いてみたり、額縁を飾ったり、
といった、部屋のほんのワンコーナーを整えるだけで、
いつもと違った視点で物が見れる、というか、気づきが増えたり。

その周りに違和感をもったり、なんか釣り合わないなあ、と感じたり。
ひとつが整うことで、物の見方の感度が自然と高まっていく。
そんな気がするんです。

そして、願わくば、ワンコーナーと言わず、
もっとその周囲にも気を配って整えてみたいなって気持ちが起きたりもします。

まさに、慣れもしないクッキー作りの挑戦が、
今までそこまで気にしていなかった
「うつわ」の世界への一歩へと、つながったワケなのですが、

じつは、このお話し、
さらに発展していくことに…なりそうなのです。

と、言いますのは、我が家のモノ事情、
息子の本も増えてきたし、そろそろちゃんとした本棚&飾り棚を考えよう。
という話しをしていたのですが、
突き進む額縁屋、勝手に、話しをふくらませ…

「本棚じゃなくて、気に入ったうつわを飾って仕舞える食器棚を作ろう」

って、まだ、うつわも用意していないのに…
本棚だろうよ、作るのは…
妄想はどんどんふくらみます。

日常の雑器と一緒に仕舞うのでは、勿体ないし、スペースも足りない。
こだわって選ぶうつわは、やっぱり魅せたい。
見せておくことで、取り出しやすくなるし、
お客さまにもサッとお出しできるでしょう♪

日常使いのうつわはキッチン作業台の下に収納しています。

つまり、うつわを飾る+本棚+モノを仕舞う&飾る 
ことの出来る、家具を考案しよう!
というところまで、発展。

家具屋も最初は半信半疑ではありましたが、
本だけ…の棚も、なあ。
ということで、額縁屋の新プランもアタマに入れながら、
本棚を考えてもイイかな…の様子。

とまあ、まだまだ、かたちは見えてはこないのですが、

家・暮らしで使う物は、みんなのもの。
だからこそ、一人だけじゃなくて、
みんなの意見や想いが反映してくると、良きものになるなって思うんです。

クッキーの始まりが、まさか、家具にまで発展するとは。
自分自身(もちろん、家具屋も)、思ってもみなかったけれど、
なんだか、ワクワクしています。

majakkaを訪れてくださるお客様も、
きっと、こんなふうに、こんなのが欲しいけど、どうかな?こうかな?
いろいろ考える時間を重ねて、空想も含め、想像してくださっているんだろうなあ。
と思うと、感慨深いです。

日々の生活は、毎日、同じことの繰り返しかもしれません。
でも、なにか小さな変化を見つけたり、
それを広げたり、深めたりすることで、
いままで知らなかったことや、興味のわかなかったことに、
自然と眼が輝く瞬間が訪れたりするのかもしれないですね。

クッキー → うつわ → 食器棚(本棚) 
これから、どんなふうに発展していくのか愉しみです。

また、進捗状況、報告いたしますね。

関連記事