贈る気持ちであふれる、カンタ刺繡を飾る大きな無垢の木の額縁
インドの手仕事・カンタ刺繍、おそらく100年ほど前のアンティークを額縁に飾ります。
とある雑貨店(moja / 神戸元町)で、この刺繍布を見て一目惚れした奥様への旦那様からの誕生日プレゼント。
ということで、当初は奥様にはサプライズで贈る計画だったのですが、せっかく贈るのであれば、奥様が納得して気に入るかたちの額縁に納める方向に転換。
ご自宅にお邪魔して、飾る想定をしている壁の前で木種サンプルや現物の刺繍布を並べ、奥様と一緒に考えて、色や雰囲気を練ります。
刺繍は表裏どちらから眺めても美しいのですが、色の褪せ方や糸の運び等に若干の違いがあります。
だからこそ「どちらでも良い」のではなく、どちらを「見せる側」として飾るのかは、とても大切です。
眺める人にとって、心地よい見え方はどちらだろう。それをお客様と一緒に考えて決める。額縁完成に到る道筋は、一歩一歩、決めることを積み重ねた先に、美しい作品として立ち現れてきます。
刺繍布を背景のマットボードに糸で縫いつけながら「世界には自分の知らない美しいもので溢れているんだな」と実感した壮大なお仕事でした。
【 one point 】
布の不定形なかたちがそのままポンと「自然に広げられた」印象になるよう、周囲の余白を吟味し糸で固定しています。
- wood2067
- 無垢の木
- タモ
- デザイン:フラット
- 1005×925×30㎜
- 98,000円(税込)
- 2023年12月
- 西宮市 I様
【 お客様の声 】
Q.「飾る」キッカケは?・・・
A.タペストリーが素晴らしい手仕事の作品だったので、美術品のように大切に飾りたいと思ったので。
・・・・・・・・・・・・・・
Q.どんなところに飾っていますか?・・・
A.壁面が広くて、どこからも良く見える場所
・・・・・・・・・・・・・・
額縁に入れることで、作品の色味や全体の図柄等がとてもよく分かりより引き立って見えます。優しい色合いの木と台紙のおかげで、大きな作品でも圧迫感なくとても良いあんばいに馴染んでいます♡” ご夫婦のお人柄がそのまま形になったような!
I 様、ご注文誠ありがとうございました。