繊細な刺繍作品をやさしい桃色と艶やかな蜂蜜色のタモの額縁で包み込む
時間をかけて一針一針丁寧に仕上げたクロスステッチ刺繡の作品を飾ります。
せっかく作った作品を仕舞ったままにしておくのも、なんだか心に引っかかりが残る・・・そんな霞んだ心にスッと光が差したのが「飾ってみようかな」の想い。
大きな作品ですので、額縁に飾ると存在感が増します。
そこで、全体のバランス、特にマットボードの色に注力し、丹念に選び、考えてくださったお客様。
どんな作品にも「白」のマットボードは似合います。でも、優等生すぎて、それはそれで面白くなかったりします。だからといって、新奇な色を選んでも、それはそれで違う。この匙加減が難しい色選び。
ものを作ったり選んだり考えたりする際、その人なりの「深度」があると思うのです。
納得するところまで掘り下げていって、その人にとって、しっくりくる「着地点」が得られるよう。作り手として併走します。(どちらかというと「走」でなく「歩」、並んで一緒に歩きます)
仕上がりは、淡くやさしいものに。
白では表現できないやさしさが、作品を包みます。作品と調和して、眺める人の心も、ふんわりと包み込んでくれる、そんな仕上がりになりました。
【 one point 】
無垢の木の額縁の形状(デザイン)は数パターンあり、全体の大きさ・ふち幅・厚み・木種等の構造面と、お客様の「こんなふうにみせたい」というイメージを掛け合わせてご提案しています。
【 お客様の声 】
Q.「飾る」キッカケは?
A.数十年越しにやっと仕上げたので飾ってみようかなと。
いろいろ相談にのっていただいてありがとうございました。
H様、ご注文誠ありがとうございました。